中国の自動車大手BYDが、2026年8月にヒューマノイド(人型)ロボット「小迪(シャオディ)」を発表する。EV販売の伸び悩みを受け、まずはショールームでの接客役として投入する計画で、テスラのOptimusなど自動車メーカー発ロボットの競争が新たな局面を迎えている。

ポイント

  • 身長161cm・体重58.5kgのサービス型ヒューマノイドで、中国語6方言と外国語6言語をリアルタイム通訳できる
  • 両手にそれぞれ7自由度の器用なハンドを搭載
  • まずは鄭州の体験施設「D Space」で稼働を開始し、各販売店に2〜3台を配置する計画
  • 中長期的にはスーパーやショッピングモールなど商業施設、将来的には家庭用(掃除・調理・介護)への展開も視野に入れる

フィジカルAIへの意義

BYDは2022年から自社でエンボディドAI(身体性を持つAI)研究チームを立ち上げており、自動車で培った大規模生産・販売網をロボット展開にそのまま活用できる点が強み。自動車メーカーがヒューマノイドを「量産・実運用」フェーズに持ち込む動きはTesla・Figure AIに続くもので、フィジカルAI市場の主戦場が「技術デモ」から「現場稼働」へ移りつつあることを示している。

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